電車の乗り方指南 – How To Ride A Train

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1.電車はタクシーではない

通りに立って手をあげていても電車は止まってくれない。これは電車に乗ろうとする人がよく犯してしまうミスだ。電車とタクシーは別のものと考えたほうが良い。電車はタクシーというよりはバスに近い乗り物で、相乗りが基本である。電車はあなた一人のために止まってくれる乗り物ではないと理解しよう。

2.線路を見つける

電車は基本的にあらかじめ決められた位置に停車するものだ。そして、電車が停車する場所を我々は駅と呼んでいる。そこまで辿りつかないことには電車に乗ることができない。

まず線路を見つけることから始めよう。何も難しいことはない。今あなたがどこにいようと、東西南北、自分の好きな方向へ進んでいけばいつかどこかで必ず線路にぶつかるはずだ。ちなみに線路は梯子を地面に寝かせて半分だけ地中に埋め込んだような見た目をしている。また、線路の周りには蜂をモチーフに黄色と黒をあしらった柵や機械が程よいバランスで配置されている。それらは線路を見つけるための目印としてあなたを助けてくれることだろう。

3.駅を目指して歩く

線路を見つけたら、次に行うことは線路に沿って駅まで歩くことだ。向きはどちらでもかまわない。どちらに進もうが必ず駅に当たる。ただしひとつだけくれぐれも注意してほしいことがある。決して線路内に立ち入ってはならない。この行為がどれだけ迷惑なことなのか、あなたが頻繁に電車に乗るようになったときに知るだろう。

歩るいているうちに段々と人通りが増え始め、飲食店やクリーニング屋などが目につくようになったら、それは駅に近づいている証拠だ。自信をもって歩みを進めよう。まもなくあなたは屋根のついた舞台のような施設を見つけるだろう。それが駅だ。

線路の脇を延々歩いてもなかなか駅までたどり着かない場合もある。おそらくその線路は新幹線と呼ばれるハイグレードな電車のために敷かれたものだ。その場合、途中であきらめて進むのをやめてしまわないこと。新幹線という乗り物は、乗ってしまいさえすれば、電車よりも長い距離を速く移動することができるからだ。ロスを一気に取り返すことも可能だ。

4.入り口から入る

舞台に上手下手があるように、駅にもきちんと出入り口が設けられている。間違ったところから入らないように。駅員さんに叱られるし、場合によっては警察のお世話になってしまうかもしれない。人の流れを見ていればさほど難しいことではないから怖気づく必要はない。

5.電車は前払い制

電車に乗るためには切符を買わなくてはならない。電車はタクシーと違って前払い制だ。入り口付近には必ず券売機が設けられている。ラーメン屋で食券を買うときとだいたい同じ要領だから簡単だ。食券機の上にメニューが書かれた大きな看板があるから自分の好きなものを選んだら良い。

6.改札を通る

駅の中には高速道路の料金所を縮小したようなものが設置されている。それが自動改札機だ。切符の投入口があるからそこに切符を差し込もう。差し込むと切符が機械に吸い込まれて、遮断器が開く。このとき自動改札機の先のほうから切符が出てくるから回収することを忘れずに。切符は入場するときだけでなく駅から退場するときにも必要となる。万が一、失くしてしまったときは改札に常駐している駅員さんにどこで乗車したのかを正直に告げて運賃を払えば問題ない。

7.電車を待とう

改札を抜け、いよいよ電車に乗る段となったときに、あなたは「あれ、なかなか動き出さないな」と感じるかもしれない。今あなたが立っているのはホームというものであり、それは電車ではない。ホーム自体は動かないのだ。そこは待合室のようなものだから、電車がやってくるのを待っていれば良い。人が列をなしているはずなので、最後尾について待機すること。複数の列があったとしても、どれも大して変わらないので好きな列を選べば良い。

8.電車に乗ろう

電車が駅に近づいてくると放送や電光掲示板でアナウンスされる。このとき、地面に書かれた黄色い線の内側まで下がらなくてはならない。線を基準にしてどちらを内側外側とするかは各人の判断による。あなたの好きな側を選べば良い。

電車が停車してドアが開くと人が降りてくる。流れが落ち着いてから電車に乗り込もう。降りる人が優先だ。ジェットコースターなどのアトラクションと違って入れ替え制ではないので全員が降りてくるわけではない。付和雷同で行動していれば間違うことはないだろう。

9.車内での過ごし方

車内の状況は図書館と概ね同じようなものである。図書館でしてはいけないことは電車の中でもすべきではない。

10.電車に降車ボタンはついていない

路線バスと違って電車には降車ボタンがついていない。それらしいものを見つけたとしても決してそのボタンは押してはならない。それは緊急停止ボタンだ。そのボタンを押してしまうと大変なことになる。反対に押さないと大変なことになる場面に遭遇することも稀にある。その見極めが重要だ。

11.乗り越しに注意

運賃は区間によって異なるので注意が必要だ。運賃で定められた区間より先の駅で下車することを乗り越しという。改札を出る際に追加料金が必要となる。面倒ごとが増えるだけなので、あまり無計画に電車に乗るべきではない。

12.スムーズな帰宅を実現させるたったひとつのアイデア

改札を抜けて駅前に出るとおそらくタクシー乗り場があるはずだ。タクシーに乗って帰るのが手っ取り早くて良いと思う。

 

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